| 今回の報恩講で、弘誓の強縁によって苦しみの人生が楽しい人生に転じ変わるのだと、強く知らされました。六十余年、だれにも教えてもらえなかったことです。 若い時、両親や先生、親戚や友達からは、 「しっかり勉強しなさい。将来、有名人になり、先祖の名を揚げ、いい生活をするのです」 としか、聞かされていませんでした。 四年前、無上仏のご念力で、「仏法を求めている人に会いたい」と来られた時、同僚の息子さんを通
して、知り合うことができました。 |
| 人はなぜ生きるのか、なぜこの世に生まれてきたのか、よく考えていました。 生きるとはなんと苦しいのか、苦しむためにこの世に生まれてきたのだろうか―――。人生は苦海、波が次から次へとやってきて、自殺したほうがましだと、たびたび感じ、苦しみの根元はどこにあるのかと、思っておりました。 先生から、苦悩の根元は煩悩ではなく、無明の闇であると聞かせていただき、阿弥陀仏の本願力により一念で、この暗い心を破っていただくしかないと知らされました。 人生の価値を見いだし、楽しく生かされています。親鸞聖人とのご縁を頂き、本当にうれしく思わずにおれません。 長く故郷を離れている子供が慈父の元に戻ってきたような感じが致しました。うれしくて、どう気持ちを言い表せばいいかも分かりません。 心から、 「ご苦労をおかけしました。言うことを聞かない娘が戻ってきました」 と、申し上げたい気持ちいっぱいです。 この得がたい仏縁を大切にしたいと思います。 |